動画サイトで話題を集めた3ピースバンド「No title」が、「SWALLOW」として新たに活動をスタート 新曲デモ『SWALLOW』を初公開

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工藤帆乃佳(Gt.Vo)が描いた、アーティスト写真/アーティストロゴも初公開
“自由や繁栄”、”故郷への愛”を意味する「ツバメ(=SWALLOW)」がモチーフ

「LINE RECORDS」の所属アーティスト「No title(ノータイトル)」が、2020 年6 月1 日を機に、アーティスト名を「SWALLOW(スワロー)」に改名し、新たに活動を開始することを、お知らせします。

左:新アーティストロゴ 右:新アーティスト写真

「LINE オーディション2017」をきっかけに、2018 年1 月に青森出身の高校生バンドとしてデビューした「No title」。映画『愛唄 ー約束のナクヒトー』の主題歌にフィーチャリングアーティストとして大抜擢、東北地方最大級の野外フェス『ARABAKI ROCK FEST.19』に最年少バンドとして出場するなど、現役高校生でありながら実力を伸ばし、飛躍的な活躍を見せてきました。

昨年は受験期を迎えながらも、6 ヵ月連続でいま奏でることができる音を”デモ”という形で活動の軌跡を残してきました。その一方で、人目から離れ自分たちと向き合う時間が増えた受験期をきっかけに、これまで誰かのためにどこか偽って表現していた自分たちに気付き、これからは“バンドのために”自由に自己表現していくことを追求するため、今回のアーティスト名改名となりました。

No title 改め「SWALLOW(スワロー)」は、日本語で「ツバメ」という意。ツバメは「自由や繁栄」、「故郷への愛」といった意味を持つシンボルでもあります。新アーティストロゴは、No title での活動に関わった方々への感謝、地元・青森への愛を忘れずに、新たに巣立つツバメをモチーフに工藤帆乃佳(Vo.Gt.)がディレクション、ドローイングし、新アーティスト写真も工藤帆乃佳(Vo.Gt.)が描きあげました。

そして6 月1 日には「SWALLOW」に改名後、初となるデモ曲『SWALLOW(スワロー)』をSNS およびLINERECORDS 公式YouTube チャンネルにて先行公開いたします。同曲は、作詞は工藤 帆乃佳(Gt.Vo)、作曲は種市 悠人(Key)が担当しました。

LINE RECORDS 公式YouTube チャンネルURL: https://youtu.be/8BO8WQSmvW0
6 月1 日(月)20 時からは、工藤 帆乃佳(Gt.Vo)のInstagaram アカウントにてインスタライブを予定しております。

■コメント(全文)

6月1日をもちまして、No titleを終了し、SWALLOWとして活動を開始致しました。地元青森の皆様を始め、デビュー前よりたくさんの方々に愛されてきたNo titleを終了したのには、きちんとした訳がございます。

まず、メンバー各々の自我や目標の芽生えです。この際ハッキリ申し上げますと、結成からLINEオーディションに至るまで、我々には、プロになりたいなどという気持ちも、覚悟も、一切ありませんでした。私にとって、音楽はあくまで娯楽、趣味の範疇でありました。ですから、当時の心境としては、まさかのグランプリ獲得、「ハイ、今日からあなたたちはプロなのよ!」と、ポンと業界に投げ出された、でも嬉しい、誇らしい、まわりの期待に応えたい、と言った感じでしょうか。

要は温室育ちなのです。下積みも何もない、最初から業界のプロの方々に囲まれ、ありがたいことに、身の丈に合わないほど大きなタイアップもいくつか経験させていただきました。

でも、周りからはそうは見えないのです。デビュー以前から、高校の文化祭で歌った米津玄師さんの「アイネクライネ」をきっかけに、右往左往する間もなく、手を差し伸べてくれる方たちがいて、高いクオリティでの楽曲制作を経験させていただきました。

自我の芽生えは、何かの出来事をきっかけに、というわけではなく、少しずつ心の底に蓄積されたものが、大学受験のための活動休止を経て、ハッキリと自覚したというものです。私たちがなりたいバンドはこれじゃない。音楽が必ずしも、誰かを幸せにするとか、誰かを笑顔にするとか、そういった目的の下で作られるべき…ではない。

受験期で人目から離れたことで、こうすれば売れる、周りはこんなのを求めている、そういうものに無意識に従って、愛想を振り撒き、なんとなく偽っていた自分たちと相対したわけです。とくに私は入試のために、自分の遍歴を紙に書き出し、これからどんな自分になりたいかを言葉で説明する必要があったので、その気持ちがより強く自覚させられました。遥音やポチの気持ちもまた、同じ方向を向いていることは、本当はずっと前からわかっていました。

ここで誤解のないように申し上げておきたいのは、No titleの活動の全てが偽りで、嫌嫌仕事をやらされていた、という訳では決してないということです。どんな活動に対しても本気で取り組んだことは真実ですし、素晴らしいものに仕上げていただいたことは言うまでもありません。青森県の高校生バンドという肩書のもと、作品を作り続けたことを後悔などしておりません。レコーディング、MV撮影、ライブ、その全てが我々にとっては必要な経験で、何物にも代えがたい大切な思い出です。その立場になってみなければわからなかった、なってみて初めて、変わりたいと思った、それだけのことです。

今回No titleを終了し、新たにSWALLOWとして巣立つのには、No titleとして愛されていたその姿を無かったことにせず、ほんとうの意味で新たに生まれ変わる、という意図があってのことなのです。

今日までたくさんの人に支えていただきました。デビュー当時じゃ考えられないことですが、自分で曲も作れるようになりました。歌詞が書けるようになりました。世の中のことが、少しだけわかるようになりました。売れるとか売れないとかいう問題は、たしかに、音楽がビジネスである以上、切実なことではあります。ですがそれ以上に、自己を表現する自由を大切にしたいのです。表現する術を持たぬ者は不自由です。本当の自由とかいうのは、生きているうちは手に入らないかもしれませんが、自分のやりたいことを、短い人生のうちにする行動力や考え方は、紛れもなく、No title時代に人から与えてもらったものです。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

先述しましたように、誰かのために歌われるものだけが、正しい音楽のかたちではありません。誰かの役に立ちたい、と、思うことは、あくまで自分の欲に他なりません。自分のために歌いたい、と思うこともまた、自分の欲です。いまの我々は後者です。我々の生み出す作品が、誰かの生きる糧のほんの一部にでもなればこの上ありませんが、他人のためだけに生きるのは、今後一切やめにしようと、決意しました。

SWALLOWは、そういうバンドです。

日本語ではツバメという意味ですが、ツバメは、自由や繁栄、故郷への愛という意味を持つシンボルです。また動詞では、嚥下、飲み込むといった意味もあります。下積みなど殆ど経験し得なかった我々ですので、これからは苦境に立たされることも幾度となくあるでしょう。そんな運命も甘受し、飲み込んで、今度こそ我々は、我々のためのバンドに生まれ変わります。

長くなりましたが、今日までNo titleを応援してくださった皆様、支えてくださった皆様、ありがとうございました。これからのSWALLOWにご期待ください。

よろしくお願いいたします。

SWALLOW  工藤帆乃佳

【SWALLOW(スワロー) プロフィール】

工藤 帆乃佳(Gt.Vo)、安部 遥音(Gt)、種市 悠人(Key)からなる3 ピースバンド。
2016 年9 月、青森県でバンド「No title」を結成。2017 年7月から始まった、LINE 社主催「LINE オーディション 2017」で総合グランプリを獲得し、翌年2018 年1 月にデビュー。その後、映画主題歌や高校野球テーマソングを担当、 ARABAKI ROCK FEST 出演などを経て「No title」としての活動終了を宣言。
2020 年6 月1 日、バンド名を「SWALLOW」に改名。リスタートし更なる飛躍が期待される。

左:種市 悠人(Key)  中央:工藤 帆乃佳(Gt.Vo) 右:安部 遥音(Gt)

*公式Twitter:https://twitter.com/SWALLOW_hhy
*公式Instagaram:https://www.instagram.com/swallow_hhy/
*公式LINE BLOG:https://lineblog.me/swallow_official/
*公式LINE アカウント:https://lin.ee/f9XELOz
*公式ページ:https://linerecords.me/artist/swallow

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