【KAHOH】デビュー記念!オフィシャルインタビュー

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 何事にも臆さぬ度胸と惜しまぬ努力で、『STARBASE AUDITION “STAR ARTIST 2018” by TWINPLANET』において、審査員特別賞を受賞し、MACOらが所属する「STARBASE」とマネージメント契約を結び、2019年2月にLINEの音楽レーベル「LINE RECORDS」からデビューとなったKAHOH(カホ)。弱冠17歳の現役女子高生シンガーは、可能性を秘めたポテンシャルの塊である以上に、堂々とした立ち居振る舞いが印象的な新世代のアーティストだ。

――どんな幼少期を過ごしてきた?

KAHOH:小さいときは、何をするにもお母さんが隣にいないと行動できないような引っ込み思案の女の子。でも、4歳から始めたヒップホップダンスがきっかけで、だいぶ積極的な性格になったような気がします。

――すると小さい頃からヒップホップは近くにあったと。

KAHOH:そうですね。中学1年までずっとダンスを続けていたんですけど、そこからはダンスをやめて歌に専念しました。漠然と「私は将来歌手になるんだ」って思いながら。初めてアーティストに興味を抱いたのがMACOさんで、インディーズでリリースした『22』(2014年)が初めて買ったCD。中学生になるまでは洋楽ばかり聴いていたので、「日本語の歌なんてダサいから聴かない!」とかトガっていましたけど、MACOさんがきっかけで、MISIAさんや宇多田ヒカルさん、安室奈美恵さんなど、日本語のR&Bに興味を持つようになりました。

――ボイストレーニングに通ったりは?

KAHOH:最初は地元のレッスンに通いました。担当の先生はゴスペルの人だったんですが、私はとにかくビブラートの出し方を教えてほしかったんです。でも、「歌えるようになってから教えます」みたいな感じだったので、YouTubeを見たり、ネットで情報を探しながら独学で(笑)。だいぶガツガツしてたと思います。高校に進学してから通ったスクールでも、とにかく歌が上達するレッスンを受けさせてほしいとお願いしました。

――影響を受けたアーティストというのは?

KAHOH:影響を受けた人もいますが……普段はあまりアーティストを意識せず、自分が気に入った音楽をランダムに聴いていく、というスタイルなんですよね。

――まさに現代っ子的な聴き方だと思うけど、お気に入りの楽曲はどういった形で聴いている?

KAHOH:音符マークと星マークの2つのプレイリストがあるんですけど、音符は音楽として素晴らしい曲、星は純粋にお気に入り、といった感じですね。

――例えば、お気に入りにはどんな曲が?

KAHOH:宇多田ヒカルさんの「In My Room」や、三浦大知さんの「Two Hearts」……やっぱり日本語のR&B楽曲が多い。そのほかにもYo-Seaや唾奇、変態紳士クラブ、ONO-D、SALU、日本語ラップもお気に入りに入ってます。

――そんな2000年代前後の日本語R&Bの質感を彷彿させるデビュー曲「HERE WE ARE」が出来上がったわけで。

KAHOH:ようやく私自身のことを歌にできました。もちろん、友達にも向けた大事な曲になりました。

――話を聞いていると、日本語R&Bの質感に加え、ヒップホップのメインストリームのサウンド、例えばトラップなんかもしっかり解釈したサウンドにも挑戦していきたい感じがしますね。

KAHOH:サンプリングした楽曲とかもやってみたいですよね。でも、自分の声に合っているのは、そういったトラックじゃないのかな、とか思う部分もあるんです。私がやりたいことと、できることって、実は違うんじゃないかなと思っていて。かといって、おしゃれなビートが好きなのに、私が歌うとおしゃれじゃなくなるような気もしていたり(笑)。

――いろいろ模索しながら、自分のスタイルを極めていこうと。

KAHOH:「HERE WE ARE」をレコーディングしたときに、「あ、私はこの場所が好きだ」って実感したんです。ボーカルブースで歌うこと、ずっとこうしていたいって思ったくらい(笑)。とにかく努力は惜しみたくない。シンガーとしてたくましくありたいですね。

――たくましいと言えば、審査員特別賞を獲得した「STAR ARTIST 2018」オーディションでも、そんなエピソードがあるとか?

KAHOH:最終選考まで残ったメンバーのみんなと同じ楽屋で、私以外の子たちはみんな仲良くしていたんですが、誰とも話さなかったんです。誰も私に話しかけないでください状態。仲良く会話することで、歌うことのノドを使いたくない!って思ってて(笑)。

――たくましい。では最後に、アーティストとしての目標を教えてください。

KAHOH:歌を自分のものにしたい。そして、“KAHOH”というジャンルを作りたいです。「○○っぽいね!」とか、他アーティストにたとえられるのが嫌いなんです。だって、それだとあくまで二番手になっちゃうから。良い音楽を追求し、提供していきたい。もちろん、スーパースターになることが目標で、オンリーワンの存在でありたいですね! 

KAHOHのデビュー曲「HERE WE ARE」は LINE MUSIC にて配信中です。

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KAHOH「HERE WE ARE」
(作詞:Yui Mugino/作曲:Yui Mugino、RYUJA、Matt Cab
Produced by:RYUJA)
2019年2月6日配信 / LINE RECORDS
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